ガリカローズ Gallica Rose
ローマ、ギリシャが原産地のバラ。「ガリカローズ」
ギリシャやローマ時代、その土地で長い間栽培されていて、保存食や薬、薬用花などで利用されてきました。
北イタリアのロンバルディアからアルプスを越えて現在のフランスの全域を含み、その地方全域をローマ人が「ガリア」と呼んでいたことに由来しています。
半八重咲きで香り高く、紅色や濃桃色のバラであることが特徴で、基本的には春のみの一季咲きです。
高さ1.3mくらいの木立性ですが、中にはつる性になるものもあります。
19世紀はじめ、フランスのマルメゾン宮殿には、150種類以上のガリカローズが栽培されていた記録が残っています。