このブログを執筆中の2月現在、園内では大苗の鉢上げを行っています。
今回はその様子をお届けします!
昨年の夏、直売所終了後に園内の畑に植え付けた苗はすくすくと成長しました。(一昨年の植え付けの様子)
2月に入り、伸びた枝を切り詰めて、品種のラベルをつけ、掘り上げていきます。
雪にも負けず元気です
以前、地植えのバラの掘り上げ方をご紹介しましたが、生産現場ではひとつひとつ手掘りするわけにはいきません。
たくさんの株を掘り上げなければならないので、トラクターを使って大胆に掘り上げます。
バラを轢かないよう、狭い畝の間でトラクターを走らせるのは園主の腕の見せどころです。
掘り上げた苗は土をよく落として、品種ごとに束ねます。
掘り上げたら鉢に植えます。
根はなるべく切りません。長い根はくるりと丸めて鉢に収めます。
片手で株の高さを決めながら大きめのスコップで土を入れます。
大苗の鉢上げでは、土をたくさん使います。温室内に運び入れた土の山も、1,2日作業するだけであっという間に小さくなってしまうほどです。
大苗の根は入り組んでいたり、太くてゴツゴツしていたりすることも多く、ただ土を入れただけでは中に隙間ができてしまいます。なので、棒で突いてそんな隙間に土を行き渡らせます。
鉢上げしたものは畑に運んで並べます。
たくさんの鉢植えを運ぶので軽トラは必須!
霜や寒さから苗を守るために、不織布とビニールを被せてトンネルにします。
トンネルの中は温室のように暖かです。
春先は風が強い日も多く、時にはトンネルが吹き飛んでしまうこともあります。大変です。
このトンネルは霜の心配をしなくてもよくなる3月中旬頃までかけておきます。
こうして鉢上げされ、養生された大苗がやがて皆さまのお手元へ。元気に育ちますように!
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