2020年夏、お客様からお庭のお手入れのご依頼をいただきました。

真っ先に目に入る正面玄関には、直径10センチ近くある幹。

春はさぞ見事であろう事が想像できますが、夏のこの時期は花も葉もなく疲れ切った状態のつるバラ達。
バラを切らないでリフォームしてくれる施工会社を7軒目でやっと見つけ 壁に幹の形の凹みを造らせるほど思い入れのあるバラをなるべく切らないでというご依頼主様でした。
お手入れ1日目、2日目
まず作業は枝の整理のため、一番太い幹を横の壁に持っていくという園主。
そのために今とめてある紐を一旦全て外しますが、外した途端に重みで幹がしなって折れてしまいます。
その予防に、予備の紐をあらかじめ何本も結んでおきます。

前面に這わせてある幹を横壁に持っていくため、10cmの幹を270度 向きを変えなければいけません)。
カーポートや大きなハナミズキの木など障害物がいろいろあるなか、それを瞬時に判断し、新しい場所に躊躇なくとめていくプロの技。
スタッフから見ましても園主の神技としか思えません。

思わずわたしの「切っちゃいたいな…」の独り言に「それをどうにかするのがプロ!」「花も葉もない時期でも、きれいに見えることが重要。」
という園主の考え方に目から鱗でした。

スタッフAより
お手入れ3日目の様子は
こちら