2020年夏、お客様からお庭のお手入れのご依頼をいただきました。
作業1日目、2日目の様子は
こちらから
お手入れ3日目
天気は大雨と晴れ間の繰り返し。
今日は正面の道路から見て左奥にある別棟の、2階のベランダまで伸びている大株のつるバラを仕立て直します。
樹齢30年以上という立派なつるバラが2株、ベランダを覆っています。葉は上の方にだけついており、下は枝だけになっています。その間に低めの若いつるバラが2株あります。
まず下から、大きなつるバラの枯れ枝、混んだ枝、細かい枝を整理します。
次に上の徒長した枝先をカットします。
ある程度枝を整理したら、下の幹と枝からしっかり留めていきます。ベランダの下は支柱などは使わず、枝をお互いにつないで面を作っていきます。
大株の間の背の低い小株のつるバラも枝を広げて、大株に細かく留めていきます。
ベランダの柵に留めてあった太い枝を外し、広げながら面になるように、ベランダの柵や枝に留めていきます。
上に突き出た枝はすべて下方向へ曲げて這わせることで花付きをよくします。
1本の枝はダイナミックに逆方向に向きを変えて、母屋と別棟をつなぐあずまやの梁に沿わせました。今まで誘引していなかったところまで、つるを這わせていきます。
収まりました!
感想:
今日は「つるバラの仕立ては3次元を2次元に!」を目の前で体感する日でした。
絡まり合う枝をほどき仕立て直す誘引は「創造的に」するものだと教えられました。
作業4日目、最終日の様子は
こちら