イングリッシュローズの生みの親であり、日本でも多くの支持を得ている、育種家デビット.C,Hオースチン氏が12月18日にお亡くなりになられました。
デビッドオースチンFacebookページより
私とイングリッシュ、ローズとの出会いは今から10年ぐらい前に始まります。
今までの高芯剣弁のシンプルな花形から、華やかで豪華なその花は、それはもう衝撃を受けたものでした。
オールド・ローズからモダン・ローズへとの流れの中で、現代の洗練されたモダン・ローズに改めてオールド・ローズの魅力を再度取り入れた事、誰もが無しえなかった発想です。
ハイブリットの大輪と四季咲き性、オールドの香りとロゼット咲き原種の持つ強健性、此の2つの融合なんとも、いい所取りですね。
私はデビット氏とは直接の面識はないのですが、仕事で大阪の花咲きファームにお邪魔したときは、当園をご担当いただいているマネージャーさんには大変お世話になり、暖かい社風を感じました。
デビット氏の業績は大変大きなものです。人々の心を癒すバラがこれからどのような方向に向かうのか解りませんが、歴史に大きな足跡を残しました。同業者として羨ましい限りです。
心よりご冥福をお祈りいたします。