バラ苗は多くは接ぎ木により繁殖されています。挿し木と違い台木と呼ばれる野バラに接ぎ木されています。
生育過程で、本来ならば台木の力を借りて接いだ芽がすくすくと成長するのですが、稀に台木となった部分から元の野バラが芽を伸ばすことがあります。
台木には各国それぞれの野バラがあり、日本では「ロサ・ムルティフローラ」、イギリスでは「ロサ・マレッティー」など様々に、その国に合った品種が使われています。
台となった部分から出た芽を台芽と呼びますが、この芽を放置すると、接いだ芽よりも分身である台芽に養分を優先させ、接いだ品種を顧みなくなります。最後には枯らし、台木そのものになります。これを防ぐのは、台芽を発見したら速やかに除去することです。接ぎ口から出てくる新芽の色や葉の形を観察すれば、明らかに違いがわかります。
余談ですが、春の新苗などの生産現場では毎日のように台木の芽欠きを行っています。