ブルームーンは半世紀以上もの歴史を持ち、初代の紫色バラの代表として、また今もなお藤バラの代名詞として名声を博しています。
ダマスク・ティの強い芳香を放ち、花形・耐病性など藤バラの中でも群をぬいています。ブルー系のバラを育ててみたい人は、まずこの品種から始めるのも良いですね!
バラ全般に言えることですが、陽と風通しは重要です。ブルー系のバラの中ではブルームーンは育てやすい品種です。スターリングシルバーの交配も影響していると思われます。
1) バラの生育に応じて鉢のサイズを替えてあげること
2) お水は乾いたら適時たっぷりあげること
3) 肥料の不足分を補ってあげること
4) 季節に応じて病害虫の対策をとること
バラは四季咲き(HT、FL、ミニ)などとCL、OLD、シュラブなどの品種では剪定が異なります。剪定とはその品種の特性を最大限に生かすために行う作業です。
ブルームーンはハイブリッド四季咲き(HT)の品種ですから、開花後は二番花を咲かせるために剪定を行います。
良く聞かれるのが「どの部分でカットしたら良いのですか?」という質問です。この時に必ず「五枚葉」という言葉を耳にします。皆さんはこの「五枚葉」に悩まされてしまいますが、あくまでも目安を言います。
HTやFLなどの四季咲きではある程度当てはまりますが、CLやOLDなどは葉の枚数が不整でどこが五枚葉なのか分かりません。
ここで言う「五枚葉」の意味は、四季咲き等の品種が秋まで5~6回迎える開花時期に合わせて樹性を整えるために剪定する目安に過ぎません!黒点病などにかからないで、光合成するための十分な枚数があれば、五枚葉にこだわらずに樹高を低く出来ます。逆を言えば、病気のため葉が無ければ上部の葉を残さなくてはならないので詰められません。
植物の節理をご理解いただければ納得していただけると思います。
バラ全般と同様です。
ばらの病害虫と対策をご参照ください。「けっしてあり得ないこと」「幸せの瞬間」