こんにちは、篠宮バラ園です。
バラを育てていると、梅雨の時期や新芽の季節に葉が白くなっているのを見つけて「うどんこ病になっちゃった!」と不安になることはありませんか?
実はその白い跡、バラ園から届いた苗やしっかりと手入れされた株の場合、病気ではなく「病気を予防するための薬剤の跡」かもしれません。
今回は、バラ生産プロの視点から、勘違いしやすい「薬剤の跡」と「うどんこ病」の決定的な違い、そして実際に農家が使っている優秀な薬剤や、病気に対する心持ちについて分かりやすく解説します!
お客様から「届いた苗の葉に白いものがついているのですが、うどんこ病ですか?」というお問い合わせをいただくことがあります。
結論から言うと、これはうどんこ病ではなく、農園で定期的にしっかりと散布された「薬剤(殺菌剤)の跡」です。
プロが病気予防に使う「水和剤(粉末の薬を水に溶かすもの)」などは、水に溶かすと白い液体になるものが多いです。これをバラ全体に散布すると、水滴が葉の先端や低いところに溜まりますよね。その水分が乾いたときに、成分である白い粉だけが綺麗に残るため、そこだけ濃く白く見えてしまうのです。
つまり、この白い跡は「病気が出ないように、生産現場で事前にしっかり防除(予防)した証」なんです。
専門家が見れば一目で分かりますが、形や状態が全然違います。
「白いから病気だ!」と慌てずに、葉がよじれていないか、水滴の跡のようになっているかを総合的に観察してみましょう。
では、実際にプロの現場で使用している優秀なお薬をご紹介します。
園主が「とっても優秀!」と太鼓判を押すのが「エコピタ」です。
※「エコピタ」は農協(JA)さん以外では少し手に入りにくい場合があるため、一般のホームセンター等では同じでんぷん成分の「粘着くん」が手軽でおすすめです。
これらはプロも定期的に使用している定番の殺菌剤・予防薬です。
もし実際にうどんこ病が出てしまったら、初期対応が何より大切です。お薬を撒くときは、以下のプロのテクニックを意識してください。
バラを育てていると、葉が白くなったりして「もうこのバラは終わりだ…」とショックを受けてしまう方もいます。
でも、バラ生産50年以上のプロから言わせれば「植物なんだから病気が出るのは当たり前」です。人間だって風邪をひきますよね。大切なのは、出たからといってパニックにならず、「初期段階で正しく対処してあげること」です。
バラの病害虫トラブルには「致命傷になる危険度のランク」があります。
▶ブログ記事 本当に枯れてしまう病害虫の(致命傷になる)危険度について
そう、うどんこ病は一番下のランクです。見た目は少し悪くなりますが、葉がバサバサ落ちるわけでもなく、株自体が枯れてしまうことはまずありません。
普段から株を元気に、丈夫に育てる環境づくりを意識しつつ、お薬を上手に使って、肩の力を抜いてバラの栽培を楽しみましょう。
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