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3月に入ると新芽も伸び出し、いよいよシーズン到来となります。
令和はじめての春の今期も、暖かな日が続きバラも陽気に誘われ新芽も膨らんできました。
バラを育てている方にとっては待ち遠しい時期、又、期待と不安を抱えた時期でもあります。
これから5月の一番花を咲かせるために、していかなければ事柄をお伝えします。
そのなかでも2020年のポイントは早め早めの対処です。今年は暖冬により新芽の成長が例年になく早くなっています。
それに伴い病害虫の発生も早まりますので注意が必要です。とくに下記に記載しますバラゾウムシは要注意です。いつも以上によく観察し、少しでも食害の症状が現れたら、晴天のとき、株全体に殺虫剤を散布してあげましょう!
神経を使う時期ではありますが、肩の力を抜いて、ぜひ楽しんでお世話をしてあげてください。
鉢栽培は、土の表面が乾いたらたっぷり水遣りをしましょう。
また、お庭の地植えなどの露地栽培は、もし雨が少ない場合は週に1度程度十分に灌水してあげましょう。
カミキリムシの幼虫、テッポウムシ。
年数を経た株は特に注意が必要です。放っておくと枯らす原因にもなります。
株元にテッポウ虫の食べかすの木くずが無いか確認します。もし見かけたら中に虫が居るという証拠ですので排出された穴を探します。必ず近くに有りますので針金などを用いて取るといいと思います。
穴が確認できたら一般的な殺虫剤などを注入してビニールなどで蓋をします。
幼虫
成虫
5月の開花に向けて軽く適量の追肥を行います。
撒き方は、特に気にしなくて大丈夫です。
参考記事:肥料のあげ方の基本
3月、「3~5㎝に伸びた新芽」のころよりアブラムシ、バラゾウムシなどの害虫が新芽に付き始めますので殺虫剤の薬剤散布を行います。殺虫剤は虫が居たら行います。
バラゾウムシ
4月に入りましたらウドンコ病や黒点病などが付きやすい時期となりますので症状が見られなくても予防の意味で週に一度程度、殺菌剤の散布を行います。
季節により多少注意する点はありますが、追肥、除草、水の管理、薬剤散布など、これらの作業を年間を通して行います。
より詳しくは、バラの病害虫と対策 をご参照ください。