剪定、植え替え、病害虫防除など、ばら苗の育てかたや、管理のやり方です。
モッコウバラ
鉢植えは、木の大きさをコントロールしながら育てていきます。
バラを一定の鉢の大きさで育てていくためには、木と根のボリュームを同じに保つことが大切です。
古くなった土を新しく入れ替えて、根を整理して、根がのびるのびしろを作り、枝や葉がのびるのびしろを作ることが、植え替えの目的です。
生長期は、根も活発に動いて、蒸散もしていますので、寒くなって根の活動が落ちてきたら行ってください。
根が乾かないように水の中でほぐします。
硬くてほぐせそうにないときは、根かき用のコテなどを使ってください。
細くちぎれてしまうような根っこは必要ないので気にせず土を落として大丈夫です。
根を整理します。
土を入れるときに、長期間効果が持続する被覆肥料(コーティング肥料)を混ぜて植えるのもおすすめです。
大きな鉢に植え替えることを、「鉢増し(はちまし)」といいます。
鉢でバラを育てるときは、木と根のボリュームを同じに保つことが大切です。
枝や葉がたくさんのびて、鉢の中の根が窮屈そうだったら、大きめの鉢に植え替えをしてください。
鉢(ポット)から苗を取り出します。
鉢を持ち上げて、鉢の縁を上からたたくと、鉢の内側と土の間に隙間ができますから、株元を人差し指と中指で挟んで、鉢をさかさにすれば、簡単に抜け出てきます。
生長期のバラは、根が活発に動いています。
あまり刺激をあたえないように、根鉢は崩さないようにしてください。
高さや、位置が決まったら、根鉢と鉢の間に、培養土を入れていきます。
たっぷりと水をあたえて、全体に水を行き渡らせてください。
市販の肥料を用いる場合は、肥料取締法に基づいた「保証書」を確認して、注意書きをまもり、目的にあった使い方をしてください。