ばら苗の管理方法
剪定、植え替え、病害虫防除など、ばら苗の育てかたや、管理のやり方です。
山や森の中のふかふかした場所を歩いたことはありませんか?誰もお手入れをしていないのに、山の木々や植物は毎年元気に青々と育ちますよね。その秘密が「堆肥」と同じ仕組みにあります。
秋になると木から葉っぱが落ち、それが地面にどんどん積もっていきます(堆積)。その落ち葉や動物たちの糞を、土の中にいる目に見えない微生物(バクテリア)たちが時間をかけてゆっくり分解(腐らせて)していきます。
お店の園芸コーナーに行くと、堆肥のすぐ横に「バラの培養土(ばいようど)」も並んでいますよね。「どっちを買えばいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
「うちのお庭にはもうバラが植わっているんだけど、どうやって堆肥を足せばいいの?」という方も安心してください。
一般的には「株の周りに穴を掘って混ぜる」と言われることが多いですが、すでにしっかり根が張っているバラの周りを無理に深く掘ると、大切な根っこを切ってしまう危険があります。
そこで、園主が実践している「一番ラクで失敗しない裏技」をご紹介します。
やり方は驚くほどシンプル。「バラの株元(地面の上)に、堆肥をそのままバサッと敷き詰めるだけ」です!
新しくお庭にバラの苗を地植えするときは、堆肥を土にしっかり混ぜ込んで「バラの根っこがのびのび育つ、健やかな土壌」を作ってあげましょう。
一般的なお庭の土(赤土など)は、そのままでは雨が降るとカチカチに固まって水はけが悪くなったり、逆に乾くとサラサラと流れてしまったりして、バラの根っこが育ちにくい状態になっています。
さらに、こうしたお庭の奥深くにある赤土は、草の種や病気の菌がいない代わりに、バラの成長を助けてくれる「微生物」や「栄養分(肥料気)」も全く含まれていません。つまり、植物にとっては「栄養のない、生きていない土」なのです。
ここに堆肥をプラスします。掘り上げたお庭の土に完熟堆肥をしっかりと混ぜ合わせることで、土に豊かな微生物と栄養分が吹き込まれ、「水はけ・水持ちが良く、バラの根が喜ぶ生きた土」に生まれ変わります。
YouTubeのコメント欄などでもよくいただく、堆肥にまつわる疑問に園主がお答えします。
* 質問①:堆肥をまく前に、周りの雑草は抜いたほうがいい?
園主の回答:「もちろん、草取りは綺麗にしてからまくに越したことはないですよ!」見た目の美しさもありますし、雑草に堆肥の良さを横取りされてしまうのももったいないですよね。しっかり草取りをしてから、バラの周りに優しくまいてあげてください。
* 質問②:地植えしている場所の土がカチカチです。堆肥をまく前にしっかり耕して柔らかくしなきゃダメ?
園主の回答:「無理に掘り起こして土を砕く必要は一切ありません!」硬い土の上からでも堆肥をバサッと乗せておくだけで、ミミズなどの生き物や微生物がその下へと集まってきます。彼らが土の中を動き回ることで、人間が耕さなくても、自然の力で土をフカフカに耕してくれます。自然の力を信じて、楽をしてくださいね。
バラ栽培で一番大切なのは、太陽、水、そして土壌のバランスです。これらはすべて「多すぎてもダメ、少なすぎてもダメ」という共通点があります。
完熟堆肥を上手に使えば、重労働をしてまで無理に土を深く耕す必要はありません。
バラの気持ちや自然のサイクルに寄り添って、少し足りないくらいの量からアプローチしていくこと。それができるようになると、バラ育てがどんどん楽しく、上手になっていきますよ。
少しずつ経験を重ねて、お庭のバラを美しく咲かせてみてくださいね。
▼YouTube本編はこちら
【初心者さんへ】堆肥の基本/使い方 土壌改良 堆肥って何?
▶こちらも合わせてご覧ください。動画 【農家直伝】バラの地植えの方法の基本 培養土を使う、自分でブレンドする をご確認ください。
「肥料を全くあげなくても、バラがすぐに枯れることはない」と園主はいいます。顔色(葉の色)が少し悪くなるくらいで、致命傷にはなりません。
本当に怖いのは「あげなさすぎ」ではなく、実は「あげすぎ(過剰摂取)」なのです。必要以上の量を与えてしまうと、バラには以下のような障害が出てきます。
* 葉焼け・根焼け:土の中の肥料濃度が高くなりすぎると、デリケートな根が傷んでしまいます(※詳しい仕組みは次の章で解説します)。そのSOSサインとして、葉の周りがだんだん茶色く焼けたように変色してしまいます。
* 木ボケ(きぼけ):肥料に含まれる「窒素(チッソ)」は枝葉を伸ばす栄養素です。これが多すぎると、枝ばかりが異常にどんどん伸び、葉っぱが巨大化し、肝心の「花を咲かせるモード」に株が切り替わらなくなってしまいます。
* 病害虫に弱くなる:窒素過多で急激に伸びた枝葉は、組織がとても柔らかくなります。すると、虫たちにとって「柔らかくて食べやすい格好の的」になってしまい、虫が寄り付きやすくなります。
園主は動画の中で、強い化成肥料について「ナトリウム系統なのかな、塩分というか、傷口に触るとピリピリするような強い刺激がある」と表現しています。
「根焼け」という言葉を聞くと、まるで土の中で根っこが熱を持って燃えてしまうようなイメージがありますよね。でも、実はそうではないんです。正体は、根っこが「水分をギューッと吸い取られて、カラカラに乾いてしまう現象(浸透圧)」を指します。
植物の根っこは、土の中の水分を吸い上げて生きています。しかし、土に肥料をドバッとたくさん入れてしまうと、土の中の栄養成分がバラの根っこの中よりも、はるかに「濃い状態」になってしまいます。
自然界には「濃いものがあると、それを薄めようとして水分が引っ張られる」という不思議な性質があります。
土が濃くなりすぎると、この性質のせいで「根っこが水を吸う」のとは逆に、「根っこの中にある大切な水分が、濃い土のほうへとどんどん吸い出されてしまう」という逆転現象が起きてしまいます。
分かりやすいのが、ナメクジに塩をかけると縮んでしまう状態です。塩分という「濃いもの」に水分を奪われているのですが、これと全く同じことがバラの根っこで起きてしまうのです。
水分を限界まで奪われた根っこは、細胞が破壊されて死んでしまいます。
園芸で「根腐れ」というと水のやりすぎ(酸欠)をイメージしますが、このように肥料のやりすぎで根の細胞が死んでしまった場合も、最終的には死んだ根が土の中で黒く腐っていくため、同じ「根腐れ」の状態になってしまうのです。
※根腐れについて詳しい動画はこちら
お店に行くと色々な肥料が並んでいますが、大きく分けると「化成肥料」と「有機肥料」の2つがあります。それぞれ性質が全く異なります。
* 化成肥料(化学肥料):鉱物などを化学的に製造したものです。成分(チッソ・リン酸・カリ)がしっかり数値化されており、パッと効く「速効性」が強みです。ただし、そのぶん濃度が高いため、量を間違えるとすぐに株を傷める難しさもあります。
* 有機肥料:油かすや牡蠣殻など、自然界にあるものを利用した肥料です。こちらは土の中で微生物によって発酵・分解されて初めて効果が出ます。効果が「穏やか」なので大失敗しにくいのがメリットです。
多くの園芸書には「植え付けや植え替えの時には、土に元肥(もとごえ)を混ぜましょう」と書いてありますよね。しかし、篠宮バラ園では元肥は基本的には入れません! これが一番失敗しない秘訣です。
市販されているバラ用の「培養土(倍土)」には、牛糞や腐葉土、ピートモスなどがバランスよく配合されており、すでに微量の栄養がきちんと含まれています。
お庭に新しく植え付ける苗や、鉢を大きくする植え替え直後のバラは、人間で言えば手術が終わったばかりのような状態。そこに強い化成肥料などを混ぜ込んでしまうと、新しい根がすぐに焼けてしまいます。
また、「穏やかな有機肥料なら土に混ぜても大丈夫では?」と思いがちですが、これも避けてください。
有機肥料は、土の中の微生物に分解されることで初めて栄養に変わるのですが、土の中でその分解がスタートすると、実はかなりの「熱」と「ガス」が発生します。
逃げ場のない土の中で熱がこもると、バラのデリケートな根っこがまるで「お湯で茹でられたような状態」になってしまい、呼吸ができずに弱ってしまうのです。
「じゃあ、後からあげる肥料は何がいいの?」という初心者の方に園主が太鼓判を押すのが、当園の生産現場でも長年愛用している「IB肥料」です。
バラ栽培で一番大切なのは、太陽、水、そして肥料のバランスです。これらはすべて「多すぎてもダメ、少なすぎてもダメ」という共通点があります。
「乾ききっていないのに、早く大きくなってほしいからと毎日水をあげる」
「まだ栄養を吸えない状態なのに、よかれと思って肥料をたくさんあげる」
これらは人間の都合であって、バラの気持ちには寄り添えていませんよね。
バラが「あぁ、水が乾いて喉が渇いた!お水が美味しい!」「しっかり根が張ったから、そろそろ栄養が欲しいな!」というタイミング(気持ち)を見極めて、少し足りないくらいの量からアプローチしていくこと。それができるようになると、バラ育てがどんどん楽しく、上手になっていきますよ。
少しずつ経験を重ねて、お庭のバラを美しく咲かせてみてくださいね。
気温が低くなってくるとバラにとっても快適な時期。夏バテしていた株も元気さを取り戻し、小さな黄緑色の新芽も健やかに伸びてきます。その柔らかい新芽や蕾を狙う虫も出てきますし、この涼しさだからこそ発生しやすい病気もあります。こまめにお庭やベランダを歩いてみて、ひどくなる前に早期発見に努めましょう。
20~25℃ぐらいの気温で発生しやすい病気です。
黒星病の何が怖いかというと、その広がりを止めないと生長に大切な葉が落葉してしまうということです。葉が少なくなれば光合成も出来ません。
秋はどうしても黒星病が出やすいタイミングですので、100%発生させないようにするということは、プロの私でも難しいことなのです。ですが、出来る限り葉を残し光合成ができるように病気の予防、もしかかってしまった場合はそれ以上広がらないように早期の治療を行って下さい。(「予防薬」、「治療薬」がありますので薬剤散布をしてください)
黒星病とは…
カビの一種で、葉の表面に胞子が付き葉の中に入り込んで成長します。長雨が続きそうな時に予防として薬剤散布するのが一番良いと思いますが、もし発生してしまった場合は成長の初期段階(小さい黒い斑点が出た時)で薬剤散布することが大切であり、成長が進むと薬剤散布しても効果が少ないので早期発見と薬剤散布が重要になります。
薬剤としては、ダコニール・サプロールなどをお勧めします。
秋バラが咲き始めるこの時期に注意するのが、タバコガという蕾や花を食べる虫です。タバコガは蛾が飛んできて卵を産み孵化するので、特に予防薬というものはありません。タバコガが付いたら薬剤散布をしますが、体が大きいので薬では効かないこともありますので、まめに見回って早期に発見し、物理的に取り除くのが一番です。
※詳しくはブログ記事…「Q.蕾に穴が空きました。虫がいるのでしょうか? A.「タバコガ」かもしれません」をご覧ください。
黒点病でもないのに、葉がどんどん黄色くなり落葉していく。なんとなく株全体が元気でない。
そういうときは一度地中を確認してみましょう。鉢の場合はそのままスポッと引っこ抜く。地植えの場合は根の周りを少し掘ってみてください。
白根が食べられ根鉢が崩れていたら大変です。幼虫が見つかれば捕殺してください。地植えは全ては掘れないので、根が食べられていた兆候があれば殺虫剤を用法を守りジョウロなどで潅水してください。コガネムシの幼虫に根がどんどん食べられてしまうと、最悪の場合は枯れてしまいます。
元気のない株で、9月に確認を行っていなかった場合は、今一度確認してみてください。
予防薬…ベニカXガード粒剤、オルトランDX等
※詳しくはYouTube動画…葉が黄変?株が不調?コガネムシの食害かもしれません をご覧ください。
色が魅力的です。気温が下がり、色が濃くなるため「春バラより秋バラが好き」という方も少なくないかと思います。
また、春の花は2月に強剪定(本剪定)して一斉にグーンと伸び、ほぼ同時期に沢山咲きますが、半月ほどで終わってしまいます。一方秋の花は、四季咲き品種であたたかい地域、かつお手入れを適切にすれば3ヶ月ぐらい楽しむことができます。状況やお手入れが良ければ、12月ごろまで繰り返し咲く四季咲き品種もあり、春バラより長く楽しめることがあります。
それぞれの季節でバラを楽しまれて下さいね。
7月、8月は「とにかく枯れずに夏を乗り越えること」が大事で、猛暑で木が疲れ、花は小さくて見栄えがしませんでした。が、気温が下がる秋になると「バラを楽しむ」季節になります。
夏の続きで地植えでも鉢植えでも四季咲き性のバラの場合、放っておいてももちろん新芽は出ますが、咲いた後の花柄を放置したり、伸び放題の枝を放置しておくと栄養を取られたり樹形が崩れてしまいます。
これから迎える秋は、春に次いで花を楽しめる季節です。秋バラは色も深く大変魅力的に咲きますので、せっかくですのでそれを見据えてこのタイミングで一度枝を整理し、樹形を綺麗にしてあげましょう。ポイントは、元気に光合成するための葉は沢山残しながら樹形を整えることです。
温度が下がってくるとバラにとって最適な季節になりますので、根も動き出して木が活発になり新たな秋バラに向けての新芽も出てきます。それに人がお手伝い(枯れ枝を取り除いたり、形を整えたりして)あげると、10月ごろに咲く秋バラがより元気に魅力的になります。
※よくいわれる「夏剪定」について動画でお話しました。バラの夏剪定をゆったり語る 気楽に考えてね
※つるバラに関してはこちらをご参考にしてください。夏に伸びすぎてしまったつるばらの処置、基本の考え方
夏は病気も比較的出づらく、虫たちにとっても厳しい時期でした。ですが、温度が下がってくると病害虫にとっても同じく良い時期になります。人も、ちょっと涼しくなってきたなと快適に思っていると、気づけば虫に蕾をかじられていた、ということはよくあります。早期発見につとめ、害虫は付いたら殺虫剤をかけ、病気はひどくならないよう予防からも消毒・薬剤散布を心がけましょう。
病気でとくに注意するのは黒星病(秋は落葉は仕方がないのですが、光合成のために出来る限り葉を残しておきたい)、害虫は新芽を食べる芋虫系、蛾の幼虫など、要注意です。
肥料は月に一度ぐらい、適量を与えます。
葉が黄色くなってしまったと言うお客様からのお問い合わせがありましたが、よくお話をお伺いすると肥料を一度も与えたことがなかったそうです。栄養不足でも葉は黄変してしまいます。ただ、あげすぎには要注意です。
ご覧いただきお気づきかと思いますが、「秋だから」と特別なことはありません。きちんとした肥培管理をすれば、それにバラは応えてくれますので難しく考えず、日常の基本的なお世話を心がけて下さい。
※適量の肥料、実演の動画…バラの肥料について 生産農家の考え(28:29ごろから)
今、皆さんが育てられている多くのバラが、園芸品種です。
野生種のバラ属は、もともと北半球にのみ分布する植物で、アジア、ヨーロッパ、北アメリカなど広い範囲で生息し、その数150~200種と言われています。
気候的には寒帯から赤道に近い熱帯地域まで、様々な環境の中で生息しています。(日本でも、野ばら、モッコウばら、ハマナスなど多くの野生種を見る事が出来ます。)
野生種とは、その環境に適応してたくましく育った品種のことで、今、皆さんが育てている園芸品種とは異なります。
園芸品種とは、育種技術により作り出された、お客様の趣向に合わせた売れる品種を指します。
なので、野生種に比べ、強健性、耐病性なども遺伝的に問題を抱えています。
連日、30度を超えるような高温多湿の環境は、園芸品種のバラにとって厳しい時期になります。とくに炎天下の鉢栽培などは余程、注意をしてあげないといけません。
(鉢栽培):鉢という限られた環境の中で生育しているので、水切れには特に注意が必要です。
日中の暑い時間帯は避け、朝晩の涼しい時間帯にあげる様にします。ホース内の水は、はじめはお湯になっているので、手で温度を確認してから行って下さい。
水やりの回数も、土の乾き具合をよく観察して、春より増やしてください。篠宮バラ園では酷暑日の鉢バラは日に3度水をあげることもあります。
灌水タイマーなどを使用することもオススメです。旅行などで何日か空けるときなどに最適です。当園でもこのようなタイマーを使用しています。(お出かけ前に機械がしっかり機能しているか確認してください。)
また当園のスタッフからは、数日不在にする場合、近所の方に水やりを頼んだり、地域のシルバー人材センターさんにお願いしている、という声も聴きます。
(露地栽培、地植え):鉢栽培程は注意を必要としませんが、1週間以上、雨が降らなかったら、夕方、陽が落ちてからたっぷり上げます。鉢栽培とは全く異なり、ホースの水をぽたぽたたらしながら、しばらく出しっぱなしにするくらいたっぷりあげましょう。地中の根がある部分の土に的確にじっくり水をしみこませるため、ぽたぽたと水を垂らすのが理想です。短い時間で大量の水を一気にあげると根の無いところにまで水が流れていき無駄になってしまいます。
なお、最近の40度近くなる気候や、地植えのスペースが狭い場合は1週間持たない場合があります。その際はもっと頻繁に水をあげてもよいでしょう。
詳しくは猛暑の水やりという動画をご覧ください。
移動できる鉢などは日差しが強いときは日陰に避難させて下さい。人間も日焼けするように、強烈な日差しが続くとバラも葉焼けします。葉の表面が黒くなったり、葉全体が黄色っぽくなるなど、元気がなくなります。葉焼けで株自体が枯れるということはありませんが、直射日光であまりに暑すぎる場合は遮光ネットなどで工夫して下さい。
また、この時期は台風がくることもありますので、倒れないような対策も場合によっては行ってください。
夏バテはストレスに有ります。夏バテしたら、バラが好む環境を作って上げてください。
具体的に表すのは難しいのですが、葉に色艶が無くなり全体的に元気が無い様子です。人も元気がないと見た目で解るものです。

Q.夏バテしたら水や肥料は上げ過ぎない方が良いと聞きました。なぜですか?
バラに限らず、人でも夏バテしているときは、安静にして回復を待ちますよね。弱っているときに高カロリーのビフテキやらテンプラなどは受付ないのと一緒です。バラも当然生き物です。
根は植物にとっての生命線です、根腐れを起こさないように注意してあげて下さい。
撮影しているのは5月~6月ですが弱った株の再生の記録がありますのでよろしければご参考にしてください。
瀕死苗復活の記録24年5月~
夏は病害虫にとっても過酷な季節で、被害の発生が少ない時期です。なので、多くを散布する必要はありません。
それでもどうしても必要な場合は濃度を低くし、高温時は控えましょう。
こちらの記事も参考にしてください。バラの病害虫と対策
控えた方が無難です。
肥料を上げる、栄養を上げると言うようで、一見良い様に思われますが、夏は忍耐の時で、栄養成長する時期ではありませんから必要ありません。それよりも、肥料過多による根焼けなどのデメリットを考えなくてはいけません。
肥料は9月以降の生育の時期にあげるのがベストです。
なぜなら、春、秋の気候を好むバラにとって過酷な真夏の環境は大げさに言えば生命を維持できるか否かそんな厳しい環境なのです、特に鉢栽培において特に重要になってきます。お客様の日々の管理がバラの生死を握っていると言っても過言ではありません。
強剪定は控えて下さい、葉焼けの原因となります。バラに限らず、植木などでもしてはいけません。
これは、強剪定をすることによって、今まで懐のなかのあまり陽の当たらなかった葉が強剪定された為に、いきなり強い日差しを浴びます。今まで丁度良い影になっていた葉が突然30度を超す日差しを受ければ葉焼けを起こすのは当然で、下手をすると枯らしてしまうかもしれません。
そもそも、夏は強剪定する時期ではありません、2月いっぱいまでの休眠期に行う作業です。
夏はバラにとって過酷な季節です、絶対にしないで下さい。特に植え替えは枯らす覚悟が必要です。
鉢増しの作業は春と秋の生育期が適しており、ましてや植え替えの作業は根を触るので、根へのダメージが少ない冬の休眠期に限られます。
夏は、植え替えや、鉢増しの作業をする(根に刺激を与える)時期ではありません。
※鉢増し…根鉢(鉢の形に固まった土)を崩さずに、一回り大きな鉢に土を追加して植える作業。
※植え替え…根鉢を崩して根を出し、土を新鮮な土に入れ替える作業。鉢の大きさは変えずに、古い土から新鮮な土に入れ替える。
この夏を越すことができたご褒美に、秋にはきれいな花を咲かせてくれるはずです。水やりの頻度が増えるなど、皆様も大変な季節かと思いますが、ご無理のないように園芸を楽しまれてください。
00:00最近暑いですね
01:48直射日光、暑さについて
03:35水やりについて
04:20反射防止について
05:30薬剤散布について
06:28花について
07:31花後の剪定について
09:39熱中症に気を付けましょう
00:00厳しい暑さ
00:57鉢栽培
03:03タイマー式自動灌水
14:39タイマーとの組み合わせ
16:44購入時の注意点
19:26ホースの注意点
22:07夏の地植えの水やり
25:10水鉢を作るのも一つ
26:25地植えの水やり実践
30:09夏のご褒美が秋バラです
毎年夏に「以前購入したつるバラがとても元気が良く、すごい勢いで伸びています、どうしたらよいのでしょうか?」とご質問をいただきます。
理想の形(フェンスにしたい、アーチにしたいなど)になるまでは、そのまま伸ばして誘引してください。だいたい、2~3年はかかります。それ以降、もう理想の形が出来上がったら、不要な枝は落としてください。そのあたりを詳しく説明いたしました!
※脚立とバリカンの使用には自己責任で十分ご注意ください。


00:00チャンネル登録2万名さまありがとうございます!
00:00芽かき、様々な考え
12月に入り、気温も大分下がってきました。
この時期から、おおよそ2月末までの3か月間は、一般的に(休眠期)と言われるバラにとっては過酷な季節に当たります。
休眠とは、温度が下がる事によって自分の身を守ろうとする行為を言います。寒さにじっと耐え、来る春に備える大切な時期でもあります。
バラの管理も、活発に成長していた温かい時期と異なり、活動休止のこの(期間内)にしておけば良い作業と思って頂ければ良いと思います。
※まだ暖かい場合やお住いの地域により、秋のお手入れもご参考にしてください。
秋のお世話
10月の秋の花を楽しんだ後に剪定をしますが、現代では暖冬のせいか12月になっても花を咲かせ、楽しませてくれる場合もあります。
花を咲かせるということは、休眠に至っていないということです。その場合、カレンダー上では12月でも、(本来は休眠期に行う)深く切り詰める本剪定は無理にしなくてOKです。最終的には2月末までに行えば良い作業です。
剪定の方法は四季咲き、ツルバラなどの系統別の特性をいかした作業がそれぞれ必要ですので、それに従ってください。
(1)四季咲き鉢植えの剪定
★ポイント★
・株全体のバランスを考える
・勢いの良い枝から剪定する
・芽の位置を把握する
(2)四季咲き地植えの剪定
00:00剪定スタート
9:20去年切ったところとは…
10:22形を保つ大事さ
21:27シュートの剪定
26:50決まった形はありません
29:18気を付けること
30:43三月でも剪定していい?
33:14肥料について
(3)つるバラの剪定
00:00はじめに
04:15剪定道具の紹介
06:53株元から枯れ枝を剪定
07:53いる枝、いらない枝の選別
09:20若い株の場合は…
10:40枝を減らす
12:26脇枝を少し残す
18:47隣の株へ移動
21:50枯れ枝と元気な茶色い枝との見分け方
25:20上部で気を付けること
26:19枝数、風通し、花数
27:08外芽、内芽
29:25まとめ
30:39花数を増やすコツ
32:19下にも咲かせるコツ
33:36四季咲きとの違い
水平に誘引よりも、下の方へ空いているところへ誘引するのがたくさん花を咲かせるコツです。
00:00つるバラの誘引
13:45テッポウムシに気を付けよう
16:10使っている紐は?
18:58毎年誘引しなおすの?
21:11新苗の誘引は?
23:46冬以外も誘引して良いの?
26:28老化した株からシュートを出すには?
29:33小さめのアーチに誘引できないのですが
33:10新しいシュートを出すには
35:33最後に
鉢栽培をしている場合、土をごそっと入れ替える植え替え。1~2年に一度はこの休眠期に必ず行いましょう。
限られた狭い鉢という環境の中で生育しているので、植え替えは大切な作業になります。
市販の用土か、ご自分で正しく配合した用土で植えます。植え替え後は凍らないように寒さ対策を必ずして下さい。
冬に新しい土に入れ替えておくことで春にしっかりとした根を張ってくれます。植え替えをしないと枯れるというわけではありませんが、春に元気な花を見るための年に一度のとても大切な作業です。
また、植え替え作業はコガネムシやカイガラムシ、アブラムシなどの病害虫がいないかチェックが出来るタイミングでもあります。
※植え替えには当園のオリジナル培養土がおすすめです。
※より詳しくは ブログ記事プロが教える冬の植え替えの基本(鉢づくり)をご覧ください。
こちらの動画でも手順を細かく解説しています。
00:00基本の植え替え(7~8号鉢ぐらい)
26:06やや大きめのサイズの鉢の植え替え
42:36特大サイズ(動かせないような鉢、プランター、誘引しているつるバラの鉢等)の場合
46:00気を付ける虫
49:00終わりに
特に根が凍らないように注意をしてあげます。
幹の部分は比較的寒さに強いのですが、根を凍らせると死に至らしめます。人で言えば心臓に当たる部分ですので特に気を付けます。対策としては、夜にビニールや布などで包んであげると効果的です。
※より詳しくは ブログ記事バラの寒さ対策をご覧ください。
動画でもご説明しましたので合わせてご覧ください。
路地植えのバラは特に必要ないです。 鉢植えのバラはいつものように、表面が乾いたらあげてください。ただ、春夏秋に比べ、水をあげる回数は大幅に少なくなります。
追肥は休眠期間内に一度ほど適量を置き肥して下さい。
バラが元気に生育する時期に悪さをした病害虫も来春に向けて、また、新たな子孫繁栄の為に生き延びようと涙ながらの努力をしています。
主に、葉ダニ、テッポウ虫、コガネムシの幼虫などしっかりと対処しておくことが大切です。
気温が0度を下回ると葉の裏に寄生していたダニは越冬のために、株元に降りてきて温かい表皮の内側に集まり集団で冬を越します。対策として、この時にハブラシなどで古くなった角質層を剥ぎ、赤く色づいたダニを退治して上げると有効です。
カミキリムシの幼虫とも呼ばれます。夏にバラの幹に卵を産み付け孵化した後、幹や根を食害して成長し主に年数を経たバラに大きな被害をもたらします。
対策として、12月~2月の休眠期に株元に食害された跡(木くず)が有るか無いか確認します。
無ければ問題なし、もし有るようならば必ず排泄した穴がありますので発見し、スミチオンなどの殺虫剤を穴に注入します。
※より詳しくは ブログ記事 カミキリムシ(テッポウムシ)の対策・防除法をご覧ください。
コガネムシも夏に産卵し秋に被害をもたらします、特に鉢栽培などで急に生育が悪くなったような時は要注意です、鉢から株を抜いてみると沢山のコガネムシの幼虫がいて、根が食い荒らされています。
こうならないように定期的に薬剤散布を行ったり、鉢から抜いて芽の確認も必要です。
※より詳しくは ブログ記事 コガネムシ類による症状と予防・対策をご覧ください。
葉が落ちて枝が見えてきた今の時期の手入れが適しています。ブラシでこすったり、洗車用の高圧洗浄で飛ばすのがおすすめです。
※より詳しくは ブログ記事 カイガラムシの予防・対策をご覧ください。
秋に黒点病などに罹った枯葉は拾い集めて処分します、圃場全体の薬剤散布もお勧めです。
近年、あたたかい冬が増えています。
そのためお客様より「冬剪定をしたあとすぐに緑の新芽が伸びてきた。これって大丈夫なの?」とご質問をいただきました。
たしかに冬は休眠期で落葉するものですが、あたたかくて休眠に入らなかったとしてもそれはそれでその環境に応じて植物は一生懸命生きています(根が活動している)ので、気にされなくて大丈夫です。ましてや、ついている葉を無理に落とす必要もありません。
伸びたら伸びたで自然なので心配しなくて大丈夫です。たとえ1月2月に新芽が出てきて霜がついたとしても、株自体が枯れることはありません。2月いっぱいに春に向けての本剪定を行えばOKです。
よくいただく質問に、「本来冬は葉が落ちるはずですが、まだ葉がついている。葉を落とした方がよいのか?」というものがありますが、これは落とさなくて良いです。自然の木々を思い出していただければおわかりいただけると思います。詳しくは動画でお話しましたのでご覧ください。