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夏の篠宮バラ園・2022

暑い日々が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
当園はバラ苗の販売・出荷を春の時期にしかおこなっておりませんが、それ以外の夏~冬の時期は苗の育成に注力しております。

今回は、今年の夏の作業やその様子をお届けします♪

大苗編

来年の春に大苗として皆様へお届けする苗は、今年の新苗を畑で育てたものになります。
今年は、春の間は新苗と同じようにポット植えで育てていました。
今年の直売所営業終了の頃から、畑への植え込みを行いました。

まず、ふかふかに耕した土の上に、薬剤を撒いて穴をあけます。


苗はポットから取り出して、根を傷つけないように水の中でやさしくほぐしながら軽く土を落とします。ほぐすことで根が伸びやすくなり、より丈夫な苗になります。
※生産現場での方法です。休眠期以外に根鉢を崩すのはリスクの高い行為のため控えましょう


あけた穴に苗を入れて、土をかけ、軽く踏んでおさえます。
踏むことで苗をしっかり定着させることができ、また、水鉢を作る役割もあります。

たっぷり水をあげて、植え込み完了です。

畑一面に苗を植え込みましたが、これだけたくさんあると夏の間の水管理は毎年死活問題です。
炎天下、たくさんのバラを人の手で水やりをしていては経験豊富な園主であっても暑さにやられてしまいます。
そこで園主は良いものを見つけました。

それは、点滴チューブです。
苗の株元に特殊なチューブを沿わせておきます。チューブに水を流すと少しずつ水が出るようになっているので、しばらくの間水道から水を出しておくだけで水やりが済みます。
たくさんの苗を管理するならではの工夫ですね。

園主曰く、例年と比べ水管理がかなり楽になったとのことです。




新苗編

春先に種まきしたノイバラは、7月のはじめ、ここまで成長しました。
しかし、このままでは密なので間引きをします。
間引きをせずそのままにすると、根が絡まっておかしな形になってしまったり、芽接ぎがしづらかったり、ノイバラが台木にできる太さまで育たずに使えなくなってしまったりします。間引きは良い苗にするためにとても大切な作業なのです。
1人一列ずつ丁寧に間引きしていきます。
乱暴に抜いてしまうと残したいものまで一緒に抜けてしまうので要注意です!

1本1本の間が5㎝程度あくように間引いていきます。

間引きした後は、時折雑草取りをします。畝の中に生えた雑草は手で取るしかありませんが、畝の間の雑草は表面だけ浅く耕すことで、雑草の繁茂を防ぎます。

そして8月下旬現在……
夏の日差しをたくさん浴びて、間引きした時よりもさらに大きく茂りました!
来月芽接ぎの作業が始まり、このノイバラたちに品種の芽を接いでいきます。


新苗・大苗ともに現時点では元気に成長中です!
皆様に良い苗を届けられるよう、園主・スタッフ一同励んでまいります。



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この記事を書いた人

shinomiya-rose_staff

shinomiya-rose_staff

篠宮バラ園で働く生産スタッフです。
皆様のもとへ元気で丈夫な苗がお届けできるよう今日も頑張ります♪

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