グレーをおびたアプリコット色のくすんだオレンジ色がかった花色は独特で、ロゼット咲きかつ中輪房咲き、甘いムスクのティーローズ系の香りを放ち、大変人気があります。 黄色系の品種では珍しく強健で、半横張り性の枝は固くしっかりしていて安定感があり、アーチよりもむしろフェンスに向きます。
主に春と秋に開花し楽しませてくれます。夏はお休みとなります。
花弁の枚数も多くロゼット咲と相まって大変長持ちしてくれます。
しっかりと充実した枝から出た新芽だけに花を付ける性質によります。十分に充実するまでに、時間を要するためです。これは、つるバラと同じで一年目の若い枝には花が来ません。
例外として、オールドローズの中にもティー系やチャイナ系、またジャック・カルチェやヨーランドダラゴンなどは珍しく純粋な四季咲きで、一年目から花を付けてくれます。
横張りの堅めの枝が特徴で、フェンスなど素直に誘引する仕立て方がお勧めです。
もちろんよく陽が当たるのが理想ですが、空間的な広がりがあれが北側でも可能です。
棘はほとんどなく取扱いが容易です。
枝が堅く誘引しにくいので、シュートは早い時期に仮誘引が必要です。 花壇で楽しむ場合は、冬に伸びた枝を短く剪定します。