オールドローズの中でも数少ない純白で、思わず見惚れてしまう見事さ、比類ない花容の美しさで人々に愛されてきました。
透明感のある純白のロゼット咲き、花の中心にあるグリーンアイが花の魅力を十分に引き立て、今なおオールドローズを代表する名花です。マルメゾン宮殿の庭師だったアルディが妻に捧げたとされています。
例年篠宮バラ園でも大変な人気を誇る品種です。
いろいろなバラの種類がありますが、現代の洗練されたバラも素晴らしいのですが、原点の素朴な美しさも私は好きです。
花径8㎝、細かく花弁が詰まり、甘く強いダマスク香があります。3~5輪の房咲きになり、明緑色の葉とのバランスが素敵です。
樹高は2m、シュラブ状に生育する完成度の高い品種です。 オールドローズはどの品種も丈夫で育てやすいですが、この品種は枝が細めですので育てやすいです。 自然に伸ばしておくのではなく、オベリスクなどに添えるといいですね! または、窓回りやパーゴラのポイントとして咲かせるのも、お勧めです。
グリーンアイと呼ばれ、バラが進化や退化の過程で、雄しべや雌しべが変化して出来たものです。 他にグリーンアイを持つ品種としては、マダムゾイットマンなど数種類あります。 当園でもこの蕊(しべ)の中から枝葉が伸び花を咲かせた事があります。この様な現象を貫生バラと呼ぶそうです。
十分に可能です。只、立木の下、風通しの悪い環境は避けてください。
オールドローズ全般に言えることですが、無理な剪定を避け、伸びるのを補助するイメージで、のびのび育ててあげる事をお勧めします。 春の開花後は、花柄摘みにとどめ強剪定は控えます。
耐寒性、耐病性にも優れ、育てやすい品種です、一般的な病害虫の薬剤散布でOKです。