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夏に伸びすぎてしまったつるばらの処置、基本の考え方

夏にお客様より、つるバラが伸びすぎてしまっている。この枝はどうしたらよいの?というご質問をいただきます。
あらためて、つるバラの基本の特性から考えていきましょう。

植える前に…

つるバラの基本は、伸びてゆく枝を紐で止め、フェンスなりアーチなどの形を作って楽しむものです。自立する四季咲きバラとの大きな違いです。
どんな仕立て方(アーチ、フェンスなど)にするか、お客様自身が理想の姿をよくよく設計したうえでの植え付け、そして伸びた枝を誘引して行かなければなりません。
つるバラは一度植えたら、移動することはできません。


植え付けて2年くらいは形を作るとき

植え付けてから2年くらいの間はぐんぐん枝を伸ばす時期です。伸びた枝を季節に関係なくその都度紐で構造物に止めてゆきます。 その間に咲く花は、咲き終わった咲き柄だけ剪定します。(そのままだと実になります)
コツとしては、全体に枝が行き渡るように、できれば横か下に誘引します。或いはポール仕立てなどではらせん状に誘引してあげます。 植物は上へ上へと伸びようとするので、下に誘引すると花付きが良くなり綺麗に仕立てられます。


植えてから数年あと または 理想の形になったあと

時間を経て、描いた形に誘引が済んだ後の手入れは、花は今まで通り咲き終わりの花柄をつみます。 その後に伸びてきた新芽はある程度伸ばし、花芽が付いていなければ、枝元を3㎝残し切ります。
花芽があった場合(ドルトムントなどの返り咲き品種で良く花を付けるの品種に多い)は、そのまま残して花を楽しんでください。

ここで大事なことは、毎年株元から発生する太いベイサルシュートは1~2本長く伸ばし、古い枝と交換してあげます。ただ、主幹は成長し太って立派な幹になりますので切らないでください。
また、冬の本剪定と誘引が必要になってきます。そちらはまた記事にいたします。
誘引に使う紐については、こちらの記事をご参照ください。プロが使っている、つるバラ誘引の紐



「つるバラ」と一口にいっても、比較的コンパクトなシュラブ系から数メートルも伸びるランブラー系まで、細かくわけると様々な品種があります。そのバラの特性をよく知り、用途に合った品種を選ぶ事が大切になります。 つるバラが一面に咲く姿は圧巻です!
ぜひお楽しみください。

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この記事を書いた人

篠宮バラ園 園主

篠宮バラ園 園主

「毎日がバラとのお付き合い」
20歳のころから50年近くバラとともに生活しています。いまだにバラの気持ちを理解しきれていません。

「気まぐれで気位の高い姫と、これからも…」
園主のひとり言でした。

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