A.一概には言えませんが、数年から数十年と幅が有ります。
日々の管理の状況、食害、病気など様々な要因により左右されます。
また、系統「原種の血の濃さ」なども大きな要因です。シュラブ、ランブラー、オールドなどが強い系統に挙げられます。
現代の四季咲きの園芸品種は、系統から見ると多少弱いかもしれませんね。
生き物には寿命があるようにバラにも幼年期、青年期、老年期があります。
新苗の一年生苗(幼年)、大苗の2年生苗~3年苗(青年)、3年~10年から先(?)の苗(老年)。大まかに表すとこの様なイメージになります。
人に比べて早く年を取るようですけれど、意外と長生きもします。50齢超えのミニバラが現存しているのも事実です。
バラが「こうしてほしい」、「ああしてほしい」という声にもし答えられたなら、長生きをさせてあげることが出来るのではないでしょうか?
具体的に言いますと、現実は難しいかもしれませんが、陽当り風通し、肥沃な土、水はけ、病害虫の防除、適切な剪定、誘引など日々の観察、管理を行えば長生きをさせられるかもしれません。
古株になるとカミキリ虫の被害を受けやすくなります。風通しが悪くカイガラムシが付くこともありますし、黒点病に悩まされたり、台風で枝が折れることもあります。年月を重ねるにはそのようなアクシデントを乗り越えなくてはなりません。
もちろん個体差があり一概にはいきませんが、要はバラの寿命とは、日ごろの観察と管理の努力の結晶ではないでしょうか?